お悩みQ&A

治療方針はがんの種類によって異なります。
「卵巣がん」「子宮体がん」「子宮頸がん」
の治療については、
それぞれのがんのQ&Aをご参照ください。

婦人科がんについて
教えてください

A
主に卵巣や子宮などの女性特有の臓器から発生する悪性腫瘍です。
詳細は「婦人科がんとは」をご参照ください。

A
卵巣がんではウエストサイズの変化や腹部膨満感、子宮体がんでは不正性器出血、子宮頸がんでは不正性器出血の中でも、特に接触出血(性交時の出血)などが特徴的な症状とされています。
症状には個人差があり、必ずしも全員の方に同様の症状が出るとは限りません。
詳細は「婦人科がんでみられる症状」をご参照ください。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

A
卵巣がんや子宮体がんの一部に遺伝性のがんが存在すると考えられています。ただし、両親のどちらかに遺伝子の変化があっても必ず子供に受け継がれるわけではなく、もし子供に受け継がれても生涯がんを発症しない方もいます。
詳細は「卵巣がんや子宮体がんの遺伝性」をご参照ください。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023
Hirasawa A, et al. Oncotarget 2017; 8: 112258-112267
国立がん研究センターがん情報サービス「遺伝性腫瘍」(https://ganjoho.jp/public/cancer/hereditary_tumors/index.html、2024年9月確認)

A
がんの位置や広がりの程度により、卵巣や子宮を残せることがあります。希望がある場合は主治医とよく相談しましょう。

婦人科がんと診断するための
検査について教えてください

A
手術や生検などで得られた組織を用いて病理検査を行い、がんの有無を確認します。がんが確認されたら、各種検査や手術でがんの位置や広がりを予測・確認して、その後の治療方針を検討します。
詳細は「検査と診断の流れ」をご参照ください。
  • 悪性腫瘍

    細胞が無秩序に増えながら周囲にしみ込むように広がったり(浸潤)、血管などを介して身体のあちこちに飛び火して新しいかたまりを作ったり(転移)する腫瘍のことをいいます(浸潤や転移をすることがなく、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと大きくなる腫瘍を良性腫瘍といいます)。悪性腫瘍は放っておくと全身に広がり、身体にさまざまな悪い影響をもたらすため、ほとんどの場合、治療が必要になります。悪性腫瘍は、身体や臓器の表面などを構成する細胞からできる「がん」と、骨や筋肉などを構成する細胞からできる「肉腫」に分類されます。

  • 生検

    病変の一部をとって、顕微鏡で詳しく調べる検査のことをいいます。手術や内視鏡検査時に採取したり、体外から細い針を刺して採取したりする方法があります。

  • 病理診断/病理検査

    身体の一部分から採取した細胞や、病変の一部を薄く切り出した組織を顕微鏡で観察することにより、がんかどうか、どのような種類のがんかなど、細胞や組織の性質を詳しく調べる検査のことをいいます。

お役立ち情報

病気や治療についての情報や相談窓口、医療費の負担軽減など、
関連する情報を婦人科がん「お役立ち情報」にまとめていますので、ご参照ください。

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