再発がんと
診断されたら
あなたはすでに
一度がん治療を経験しています
その経験を糧にして、
治療に向き合う準備をしましょう
主治医や医療スタッフから病状や治療方針の説明をしっかり受けましょう。
以前経験したがん治療を思い出して、治療に対する対策や対応をおさらいするとともに、正しい情報を得るようにしましょう。あなたを支える主治医やご家族に、再度あなたの気持ちを伝えて信頼関係を深めることが大切です。
再発子宮頸がんの
治療方針
治療方針
手術や放射線治療などでがんを取り除けなかったり、再発が認められた場合は、
放射線治療歴の有無、がんの位置やその数などをふまえて、あなたのからだの状態にあわせた治療方針が検討されます。
手術や生検で得られた組織を用いてがん遺伝子パネル検査を行い、その結果にもとづいた治療薬を選択できる場合があります。
放射線治療歴の有無、がんの位置やその数などをふまえて、あなたのからだの状態にあわせた治療方針が検討されます。
手術や生検で得られた組織を用いてがん遺伝子パネル検査を行い、その結果にもとづいた治療薬を選択できる場合があります。
埼玉医科大学国際医療センター 婦人科腫瘍科 診療部長・教授 長谷川 幸清先生ご監修
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再発
手術や薬物療法、放射線治療などの治療により、検査でがんがなくなったことを確認した後、再びがんが現れることをいいます。
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薬物治療
あなたのからだの状態にあわせたお薬を点滴したり、内服することです。
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放射線治療
からだの外から放射線を照射する外部照射、腟内から子宮の中に放射線を照射する腔内照射を行うことがあります。
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同時化学放射線療法
放射線治療と同時に薬物治療を行うことがあります*1。プラチナ製剤は放射線治療の効果を高めることが知られています*1*2。また、放射線を照射する部位以外に広がっている可能性のあるがん細胞にも効果が期待されます。
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ベストサポーティブケア
手術や薬物治療などの積極的な治療ではなく、痛みや精神的な苦痛を和らげたり、生活の質の維持や向上を目指した治療を行うことです。

- 日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023
- 国立がん研究センターがん情報サービス 子宮頸がん「子宮頸がん 治療」(https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/treatment.html、2024年9月確認)