治療を終えたら

心身ともにゆっくりと
治療の疲れを癒しましょう
今後の生活も
体調に気をつけてお過ごしください

主治医と相談しながら、体調に気をつけて日々の生活を送りましょう。
心身を健康な状態に保つために、生活習慣や食事習慣の改善も大切なことです。体調不良を感じるときは、我慢せずに主治医や医療スタッフに相談しましょう。

治療が終了した後の
通院期間*1

がんの再発を発見するために、治療終了後5年間程度は定期的な診察が必要となります。
再発の多くが治療後2〜3年以内にみられるため、その期間は3〜6ヵ月ごとの受診が目安となっています。
【図】治療終了後の
通院期間
治療終了後の通院期間イメージイラスト。治療終了後~2、3年目は3~6カ月ごとに1回、4~5年目は6カ月ごとに1回

通院時に行われる診察と検査

治療終了後の診察では、あなたのからだの状態にあわせて内診や細胞診、腫瘍マーカー測定、画像検査など様々な検査を組み合わせながら、再発がないか確認します。

  • 再発

    手術や薬物療法、放射線治療などの治療により、検査でがんがなくなったことを確認した後、再びがんが現れることをいいます。

  • 細胞診検査

    患者さんから得られた細胞を顕微鏡を使って観察し、良性/悪性の判定をおこなう検査のことをいいます。

  • 腫瘍マーカー

    がんの種類によって特徴的に作られるタンパク質などの物質のことをいいます。腫瘍マーカー検査は、がんの診断の補助に加えて、治療の効果、再発や転移がないかを調べるためにおこなわれます。

心身を健康な状態に
保つために

治療が終了しても、肥満や

卵巣欠落らんそうけつらく症状

卵巣の摘出により女性ホルモンが消失し、更年期様の症状(ホットフラッシュ、肩こり・腰痛などの身体症状、抑うつ・不安・イラつきなどの精神症状など)があらわれることがあります。
症状にあわせてお薬を服用することがあります。

症状などは心身に様々な影響を与えます。
生活習慣の改善や卵巣欠落症状の対処方法など、主治医や医療スタッフに我慢せずに相談し、
心身を健康な状態に保つことを心がけましょう。

がんについて話す・知る

患者会や市民講座の活用

患者会のようなコミュニティに参加してみましょう。また「日本産科婦人科学会」や「日本婦人科腫瘍学会」では、一般の皆様に向けて市民公開講座などを開催しています。

  • 日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

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