お悩みQ&A

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婦人科がんのお悩みQ&Aをご覧ください。

子宮体がんについて
教えてください

A
子宮体部から発生する悪性腫瘍です。近年、子宮体がんと診断される女性は増加しており、年間で約18,000人が診断されています。
詳細は「子宮体がんとは」をご参照ください。
【参考資料】
国立がん研究センターがん情報サービス がん種別統計情報「子宮体部」
(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/18_corpus_uteri.html、2024年9月確認)

A
代表的な自覚症状は不正性器出血や帯下たいげ(おりもの)です。病気が進行すると様々な症状があらわれてきます。
詳細は「子宮体がんでみられる症状」をご参照ください。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023
日本婦人科腫瘍学会 市民の皆さまへ「子宮体がん」(https://jsgo.or.jp/public/taigan.html、 2024年9月確認)

A
女性ホルモンであるエストロゲンの長期間にわたる子宮内膜しきゅうないまくへの刺激が、子宮体がんの発生リスクを高めると考えられています。
詳細は「子宮体がんを発生する原因」をご参照ください。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

A
子宮体がん全体の1〜4%に、リンチ症候群と呼ばれる遺伝性のがんが存在すると考えられています。ただし、必ずがんが発生したり、子供に引き継がれるわけではありません。
詳細は「遺伝性の子宮体がんとは」をご参照ください。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

A
子宮内膜が何らかの原因により過剰に増殖して通常より厚くなり、正常な細胞とは異なる細胞が存在する状態です。子宮体がんの前がん病変と考えられており、放置すると子宮体がんを発生するリスクが高くなります。また、手術により子宮を摘出した後に、子宮体がんが発見されることもあります。
子宮内膜異型増殖症の段階で手術を行えば、ほとんどの場合で再発することなく治癒が期待できます。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

A
子宮内膜異型増殖症や早期の子宮体がんの場合に、子宮を温存できる黄体ホルモン療法を行うことがあります。治療を開始するにはいくつか条件があるので、主治医とよく相談しましょう。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

子宮体がんと診断するための
検査について教えてください

A
子宮内膜の病理検査を行い、がんの有無を確認します。がんが確認されたら、画像検査などにより位置や広がりを予測して、その後の治療方針を検討します。
詳細は「子宮体がんの検査と診断の流れ」をご参照ください。
【参考資料】
国立がん研究センターがん情報サービス 子宮体がん(子宮内膜がん)「子宮体がん(子宮内膜がん) 検査」(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/18_corpus_uteri.html、2024年9月確認)
金尾佑之ほか, がん研有明病院婦人科最新治療ガイド, 新興医学出版, 2021
  • 悪性腫瘍

    細胞が無秩序に増えながら周囲にしみ込むように広がったり(浸潤)、血管などを介して身体のあちこちに飛び火して新しいかたまりを作ったり(転移)する腫瘍のことをいいます(浸潤や転移をすることがなく、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと大きくなる腫瘍を良性腫瘍といいます)。悪性腫瘍は放っておくと全身に広がり、身体にさまざまな悪い影響をもたらすため、ほとんどの場合、治療が必要になります。悪性腫瘍は、身体や臓器の表面などを構成する細胞からできる「がん」と、骨や筋肉などを構成する細胞からできる「肉腫」に分類されます。

  • 再発

    手術や薬物療法、放射線治療などの治療により、検査でがんがなくなったことを確認した後、再びがんが現れることをいいます。

  • 病理診断/病理検査

    身体の一部分から採取した細胞や、病変の一部を薄く切り出した組織を顕微鏡で観察することにより、がんかどうか、どのような種類のがんかなど、細胞や組織の性質を詳しく調べる検査のことをいいます。

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