お悩みQ&A

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婦人科がんのお悩みQ&Aをご覧ください。

子宮頸がんについて
教えてください

A
子宮頸部から発生する悪性腫瘍です。近年、20〜40代の若い世代で子宮頸がんと診断される女性が増加しており、年間で約11,000人が診断されています。
詳細は「子宮頸がんとは」をご参照ください。
【参考資料】
国立がん研究センターがん情報サービス がん種別統計情報「子宮頸部」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/17_cervix_uteri.html、2024年9月確認)

A
不正性器出血、特に接触出血(性交時の出血)が多くの方にあらわれます。その他にも、様々な症状があらわれることがあります。
詳細は「子宮頸がんでみられる症状」をご参照ください。
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

A
子宮頸がんの95%以上が性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染により発生するとされています。
詳細は「子宮頸がんを発生する原因」をご参照ください。
【参考資料】
工藤 梨沙ほか, MB ENT 2023; 281: 37-48

A
子宮頸がんの多くはHPVの持続感染により発生すると考えられており、子宮頸がんと遺伝性のがんとの関連は低いとされています。
【参考資料】
小林佑介ほか, 遺伝子医学別冊 遺伝性腫瘍学入門/遺伝性腫瘍の基礎知識, メディカル ドゥ, 2022

A
がんの位置や広がりの程度により、卵巣や子宮を残せることがあります。希望がある場合は主治医とよく相談しましょう。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023

子宮頸がんワクチンや検診、
診断のための検査について
教えてください

A
子宮頸がんの予防と早期発見のために、HPVワクチンの接種と定期的な子宮頸がん検診の受診が勧められています。ほとんどの市町村で費用の多くを公費で負担しています。
詳細は「子宮頸がんの予防のために」「子宮頸がんの早期発見のために」をご参照ください。
【参考資料】
厚生労働省 「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html、2024年9月確認)
東京都予防医学協会 「子宮がん検診」(https://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/gan/ssite-sikyugan.html、2024年9月確認)

A
がんを疑う症状があるときは、ハイリスクHPV検査やコルポスコピー(腟拡大鏡診ちつかくだいきょうしん)、生検(組織診)を行い、がんの有無や種類を確認(診断)します。
詳細は「子宮頸がんの検査と診断の流れ」をご参照ください。
【参考資料】
日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023
  • 悪性腫瘍

    細胞が無秩序に増えながら周囲にしみ込むように広がったり(浸潤)、血管などを介して身体のあちこちに飛び火して新しいかたまりを作ったり(転移)する腫瘍のことをいいます(浸潤や転移をすることがなく、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと大きくなる腫瘍を良性腫瘍といいます)。悪性腫瘍は放っておくと全身に広がり、身体にさまざまな悪い影響をもたらすため、ほとんどの場合、治療が必要になります。悪性腫瘍は、身体や臓器の表面などを構成する細胞からできる「がん」と、骨や筋肉などを構成する細胞からできる「肉腫」に分類されます。

  • 生検

    病変の一部をとって、顕微鏡で詳しく調べる検査のことをいいます。手術や内視鏡検査時に採取したり、体外から細い針を刺して採取したりする方法があります。

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