子宮がんの
早期発見のために

定期的な子宮頸がん検診が
勧められています

スクリーニング検査と
精密検査

前がん病変や子宮頸がんの早期発見を目的とした子宮頸がん検診(スクリーニング検査)の受診が勧められています。
子宮頸がんの早期発見のために、WHOでは2030年までに、70%の女性が35歳までに一度、
そして45歳までにもう一度、子宮頸がん検診を受診することを目標としています*1

子宮頸がん検診(スクリーニング検査)

検診の内容

問診や視診、子宮頸部の細胞診、内診などから精密検査の必要性を判断します。

検診を受ける間隔

厚生労働省は市町村による2年に1回の検診を推進(20歳以上)しています。

精密検査(診断)

検査

ハイリスクHPV検査、コルポスコピー(腟拡大鏡診ちつかくだいきょうしん)、生検(組織診)により、がんの有無や種類を確認します。

前がん病変や
子宮頸がんの早期発見

厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」 (平成20年3月31日付け健発第0331058号厚生労働省健康局長通知別添)

日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023より作成

  • 細胞診検査

    患者さんから得られた細胞を顕微鏡を使って観察し、良性/悪性の判定をおこなう検査のことをいいます。

  • 生検

    病変の一部をとって、顕微鏡で詳しく調べる検査のことをいいます。手術や内視鏡検査時に採取したり、体外から細い針を刺して採取したりする方法があります。

子宮頸がん検診の受診間隔と公的補助

ワクチンを接種しても全てのHPV感染を予防できるわけではありません。症状や病気の有無を問わず、20歳以上の方は2年に1回、子宮頸がん検診を受診しましょう。
ほとんどの市町村では、がん検診の費用の多くを公費で負担しており、一部の自己負担で受けることができます。詳細は各自治体のホームページをご参照ください。

  • 日本WHO協会 子宮頸がんのない未来へ(WHOグローバル戦略)(https://japan-who.or.jp/news-releases/2011-22、2024年9月確認)

「婦人科がん.jp」を
離れます

リンク先についてのお問い合わせは、
それぞれのお問い合わせ先にご連絡ください。

ご意見ありがとう
ございました