検査と診断の流れ
がんの有無を確認し、
どのような位置で、
どこまで
広がっているのかを検査します
卵巣がんの場合、
子宮体がん・頸がんの場合
子宮体がん・頸がんの場合

がんを疑う症状があるときは、がんの有無を確認(診断)するために、手術や生検などで得られた組織を用いて病理検査を行います。
がんと診断された場合は、各種検査や手術でがんの位置や広がりを予測・確認して、今後の治療方針を検討します。
がんと診断された場合は、各種検査や手術でがんの位置や広がりを予測・確認して、今後の治療方針を検討します。
卵巣がんの場合
卵巣がんを疑う症状
問診、内診、画像検査
(CT・MRI・PET-CT検査)など
がんの有無、
位置や広がりを確認(診断)
手術→病理検査手術により摘出した組織の病理検査など
今後の治療方針の検討
子宮体がん・子宮頸がんの場合
子宮体がん・子宮頸がんを
疑う症状
問診、内診など
がんの有無を確認(診断)
生検→病理検査細胞診、組織診などで
得られた組織の病理検査
がんの位置や広がりの
予測・確認
画像検査
(CT・MRI・PET-CT検査)など
今後の治療方針の検討
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生検
病変の一部をとって、顕微鏡で詳しく調べる検査のことをいいます。手術や内視鏡検査時に採取したり、体外から細い針を刺して採取したりする方法があります。
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病理診断/病理検査
身体の一部分から採取した細胞や、病変の一部を薄く切り出した組織を顕微鏡で観察することにより、がんかどうか、どのような種類のがんかなど、細胞や組織の性質を詳しく調べる検査のことをいいます。
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CT検査
さまざまな方向からX線をあて、身体の断面を画像化する検査のことをいいます。X線(レントゲン)検査より詳しくがんの有無や広がり、他の臓器への転移を調べることができます。
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MRI検査
磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)のことで、強い磁石と電波によって、身体の内部情報を画像化することができます。
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PET検査
がん細胞の性質を利用し、活発に活動しているがん細胞の状態を調べる検査のことをいいます。
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細胞診検査
患者さんから得られた細胞を顕微鏡を使って観察し、良性/悪性の判定をおこなう検査のことをいいます。
- 国立がん研究センターがん情報サービス 卵巣がん・卵管がん「卵巣がん・卵管がん 検査」(https://ganjoho.jp/public/cancer/ovary/diagnosis.html、2024年9月確認)
- 国立がん研究センターがん情報サービス 子宮体がん(子宮内膜がん)「子宮体がん(子宮内膜がん) 検査」(https://ganjoho.jp/public/cancer/corpus_uteri/diagnosis.html、2024年9月確認)
- 金尾祐之ほか, がん研有明病院婦人科最新治療ガイド, 新興医学出版, 2021
- 国立がん研究センターがん情報サービス 子宮頸がん「子宮頸がん 検査」(https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/diagnosis.html、2024年9月確認)
- 日本婦人科腫瘍学会(編): 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第3版, 金原出版, 2023